『国産材を使った木造住宅を守る会』の第5回事業推進部会は、3月6日土曜日に、『高知 寿製材所製品 特別市』が開催された丸宇木材市売株式会社の下館市場で開催されました。
当日の議案は、
1. 継続審議の件
イ. エコポイントに関する件
ロ. 親子会員の件
2. 総会の件
イ. 日時
ロ. 場所
ハ. その他
3. その他
となっていました。
当日の討議事項としては、まず、8日から申請が始まる『住宅版エコポイント』が取り上げられました。「住宅版エコポイントがサッシや断熱材だけに適用されているのは、非常におかしな情勢だ。木材は断熱性に優れ、かつ炭素を固定するなど地球環境の改善にも貢献している。住宅版エコポイントの対象となってしかるべきではないか」というのが、そもそも住宅版エコポイントが会議の議題として提案された背景です。
委員による検討では、「期限限定のエコポイントにこれから新たに製材品を対象品目として追加することは事実上無理だとは思う」、「エコポイントの視点が省エネに対しての施策と位置付けられている、木造が主体の住宅市場の中で、木材を使うことで省エネが一層推進できるかどうかは論証されておらず、難しい。それよりも温暖化ガスの排出削減に貢献するといった面で、木材需要の推進にかかわる施策の展開を求めていくことのほうが良いのではないか」などを代表とする多数の意見が出されましたが、「この機会を捉えて木材業界の意向を表明することは重要でないかと考える。今まで何もしてこなかったのが木材業界であり、そのために現在のような危機的な状況に至ったことを反省し、弊会では業界の意見として、積極的に声を上げていくべきだと考える」との点では委員の意見の一致がみられました。
このため、今回の委員会では、業界の声を形にするという意味で、木造住宅をエコポイントの対象品目とするよう署名活動を行うことが決議され、署名活動に関する要請文(案)を決定しました。

住宅版エコポイントの対象品目に木材を加えるための署名のお願い(案)
我が国は森林面積が国土総面積の約三分の二を占めるほど先進国有数の森林大国にも関わらず、木材は自動車や電機製品等輸出の貿易不均衡是正のための道具として利用され、安価な外国産材を大量に輸入し続け、国内の林業、製材業の経営を圧迫し、もはや瀕死の状態にあるといっても過言ではありません。その結果、日本の人工林は手が入らずに荒れ放題で、切り倒された間伐材は森林に放置され森林の手入れが出来ないために土壌は痩せ細り、山の保水力は著しく低下し続けている現状です。そのため、毎年のように、大雨による土砂災害が繰り返され、多くの人命・家屋が被害に遭っています。
木材を育て、森林を蘇らす事こそが鳩山政権が目指す“マイナス25%”のエコ社会を築く重要な基点ではないでしょうか。
現在、住宅エコポイントが施行されているならば、何故国産木材(スギ、ヒノキ、マツなど)を利用した住宅造りが住宅エコポイント対象品目に組み込まれていないのでしょうか? 国産材を使って、林業、製材業を活性化する。森に新たな木を植えて育てる。若い木は二酸化炭素をより吸収してくれます。
『国産材を使った木造住宅を守る会』は、業界を代表して、国産材利用を、住宅エコポイントに加えていただけるよう意見書として提出させていただきます。

このことにご賛同いただける方は下記にご署名をいただきますようお願い申し上げます。

―――というもので、その対象品目としては国産材木材(スギ、ヒノキ、マツなど)としています。
当会では、今後速やかに署名活動を展開することとしておりますので、会員の皆様におかれましてもよろしく署名活動にご協力を賜りますようお願い申し上げます。

なお、総会に関しては、平成22年6月26日を予定日とし、会場は東京江東区新木場の木材会館で開催する予定で準備を進めることになりました。